Q.浅間は「せんげん」「あさま」どちらが正式なのですか?
A.当社では御本社「浅間神社」は「あさまじんじゃ」と申し上げ、神社全体を指す場合は静岡浅間神社「しずおかせんげんじんじゃ」「おせんげんさま」と申し上げます。本来は「あさま」と申し上げましたが、その読みに浅と間の文字を当てたのが「浅間」で、後世音読して「せんげん」と呼ばれるようになったものです。ちなみに「あさま」の語源は一説によると火山を表す言葉といわれております。
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Q.静岡浅間神社の石鳥居と赤鳥居の違いを教えてください。
A.石鳥居は神部神社・浅間神社(長谷通り側)の正面、赤鳥居は大歳御祖神社(浅間通り側)の正面にあります。石造と木造朱漆塗りの違いはありますが、どちらも御本社の入口(御門)として建っています。 |
Q.長谷通りと浅間通りは、どちらが正式な参道ですか?
A.どちらも御本社に到る正参道です。表・裏があるわけではありません。またお参りにあたっては片側だけではなく、両方の御本社にお参りされるのがよろしいでしょう。 |
Q.水の出ている建物は何をするところですか?
A.手水舎という建物で、参拝の前に手と口をすすぎ、お清めする場所です。これはミソギを簡略化したもので、心清らかにお参りしていただくためにあります。 |
Q.お参りの仕方を教えてください。
A.神社のお参りは「二拝二拍手一拝」という作法で行います。まず手水舎で手と口をすすぎ、神前に進みます。神前に立って軽く頭を下げたのち、深いお辞儀を二度します。次に胸の高さで手を合わせ二度手を打ちます。次に深いお辞儀を一度して、軽く頭を下げたのち神前より退きます。 |
Q.神棚の祀り方を教えてください。
A.神棚は明るく清らかな目線よりも高い位置にお祀りください。神棚の向きは南向きか東向きがよいとされていますが、家屋の建て方やお部屋の仕様によっては、この向きにこだわる必要はありません。三社造りの場合は中央に神宮大麻(伊勢神宮の神札)・向かって右に氏神様の神札・向かって左にその他の崇敬する神社の神札をお祀りします。一社造りの場合は手前から、神宮大麻・氏神様の神札・崇敬する神社の神札を重ねてお祀りします。 |
Q.古くなったおふだやお守りはどうしたらよいのですか?
A.神札(おふだ)や御守は一年ごとに取り替えていただく習わしです。これは新年にあたらしい年神様を迎えるのと同じ意味があり、毎年新た御神威をいただくためです。そして古い神札・御守は感謝の気持ちを以って神社にお返しします。神札・御守には神様の御霊を込めてあります。仮初にも粗末に扱わないよう心がけましょう。 |
Q.神棚をお祀りする意義はなんですか?
A.古来より我々人間は神の御霊によって生を受けたとされ、祖先を祀ると同じように神棚を祀り、日々の安寧と感謝の真心を捧ささげてまいりました。神を敬い祖先を崇め、日々感謝の気持ちをもって生活を営むことによって、世の人の和を保ち、安全で平和な社会が実現します。よく代が変わったので神棚を祀らないという方がいますが、これは祖先から続く魂の断絶を意味します。常に心に感謝の気持ちをもって生活を営めば、人にも物にも大切に思う気持ちも芽生えてまいります。家庭においては家族の和を保ち、会社においては社員の団結とお客様への感謝の念が生まれ、神棚を中心として明るく清らかで、正直な生活を営みましょう。 |
Q.喪の期間を教えてください。
A.神道では50日を過ぎて忌明けとなり、神拝は通常通りに行います。この喪の意味は、心の悲しみを癒す期間であり、その間は神社の境内への参入や、お祝い事は遠慮する習わしです。 |
Q.ケガレとはなんですか?
A.ケガレの本質は気枯れです。気が枯れた状態とは、悲しみ・苦しみ・憎しみなど、心にそのような感情を抱くことを意味しています。昨今ケガレの本質を曲解し、汚いもの、醜いものというような誤解がありますが、それは伝統的にも間違った考え方です。 |
Q.清めのお塩とはなんですか?
A.我が国には葬儀のあと、お塩でお清めする伝統があります。これは手水をすることと同じように、海水でミソギをしてお清めすることを略したものです。ケガレの項でも述べましたが、ケガレとはわが身の心の感情の状態を指す言葉です。それから解き放たれるため、我々日本人は古代より清めのお塩によって祓いを行ってきました。一部の仏教団体が言うように決して故人が汚きものという考え方から起こった風習ではありません。まして日本では故人の御霊は祖先の神々となって子孫を久しく守るものと考えられています。そのような尊い故人が汚いものであるはずがありません。会葬者のためにも清めのお塩をお付けすることをお勧めします。 |
Q.神社や神職へのお礼、神式の葬儀の場合の表書きを教えてください。
A.神社や神職へのお礼には、紅白の水引(結び切りでない)の祝儀袋を使います。表書きは「初穂料」「玉串料」としたためます。また不祝儀の場合は、黒白の水引(地域によっては黄白)の包みに「玉串料」または「御霊前」としたためます。その場合、蓮華の模様のない袋を選びましょう。また葬儀での神職への包みは、水引のない白の包みに「御礼」としたためます。 |
Q.神社の境内ではどうして犬の散歩をしてはいけないのですか?
A.神社の境内は神様のお住いであり聖域です。その清浄な土地に犬やペットがフンや尿を垂れる行為は不浄な行為となるからです。もしも皆さんの土地でそのようなことがなされたらどう思われますか?神様も同じことです。 |
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